成人鼠径ヘルニアは一般外科医が最も多く遭遇する手術適応疾患の一つでありますが、その一方で、手術用デバイスの相次ぐ開発により、数多ある術式から外科医が最適な方法を選択し、またこれを正しく行うことは必ずしも容易なことではなくなりました。
また、高齢化の進展にともない鼠径ヘルニア修復術の症例数は増加しており、臨床、教育、病院管理など多方面において重要性を増しているといえます。そこでこの度、慶應義塾大学および関連病院において、若手の教育、腹部のヘルニア臨床における情報共有、ならびに将来的な臨床研究基盤の確立を目指して慶應ヘルニア倶楽部を発足するに至りました。
患者さんに最高のヘルニア臨床を届るために、慶應ヘルニア倶楽部は、慶應発の情報発信プラットフォームとして機能していきます。みなさまのご支援をよろしくお願い申し上げます。
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